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【福島復興支援】ゲートキーパー研修に参加

【福島復興支援】ゲートキーパー研修に参加【福島復興支援】ゲートキーパー研修に参加
「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(声かけや傾聴、必要な支援につなげるなど)を図ることができる人のことで、「命の門番」とも位置付けられています。

日本は自殺者数が平成10年に年間3万人を超え、その後も高い水準で推移していることから、地域レベルでの自殺対策を実施することが急務とされました。
ゲートキーパーは、地域レベルで自殺を予防するための対策として誕生し、心理社会的問題や生活上の問題、健康上の問題を抱えている人など自殺の危険を抱えた人々に気づき、適切にかかわる役割を担っています。
先週31日(木)、私たちが活動の拠点としている福島県南相馬市の「ゲートキーパー研修」に参加し、お話を聞いてきました。

【ゲートキーパーのポイント】は、主に以下の4つです。
①気づき:家族や仲間の変化に気づいて、声をかける
②傾聴:本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
③つなぎ:早めに専門家に相談するように促す
④見守り:温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
自殺予防を行うのは、必ずしも専門家である必要はなく、誰でもなることができます。
手を差し伸べ、寄り添うような言葉をかけることで、自殺を防げる可能性があります。

厚生労働省の人口動態統計によると、平成29年の1年間に自殺した福島県民は前年比30人増の378人で、26年以来3年ぶりに増加に転じたことがわかりました。
人口10万人当たりの自殺率は20.2で前年より1.8ポイント悪化し、全国ではワースト5位に低迷しています。

自殺は「追い詰められた末の死」と言われていますが、その原因は健康上の問題や経済的な問題など、個々によって複雑な要素が絡み合っています。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、震災以降コミュニティ支援を通して、福島の地元住民の方々と関係性を深めてきました。
かかわる一人ひとりの想いに耳を傾け、生活に寄り添っていく姿勢が、震災から8年が経とうとしている今、一層強く求められていることを再認識させられた一日でした。

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